海へ開く門
塔や港、城壁から海を眺めてみましょう。インド洋から大西洋、カリブ海へ、沿岸に残る交易と権力の足跡をたどります。
04 · キューバ · 1519年
オールド・ハバナ
16世紀末の夏季、ハバナ湾はマストと帆で埋め尽くされた。ペルーの銀、メキシコの金、マニラの絹を満載した無数のスペイン大型ガレオン船がここに集結し、海賊やハリケーンに対抗するため船団(インディアス艦隊)を組んで大西洋横断に備えた。ハバナはまさに「新世界への鍵」であり、帝国の富の交差点であった。 この要衝を守るため、スペイン王室は湾の入口の岩礁にエル・モロ要塞、内港にフエルサ要塞という難攻不落の城塞群を築いた。 これらの要塞の守りのもと、オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)はバロック様式のカテドラル、アルマス広場やビエハ広場、カリブ海の海風を取り入れる木製ルーバー窓を持つ貴族の邸宅が立ち並ぶ瀟洒な都市へと発展した。
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